JBA バスケットボール事業・活動実施ガイドライン(手引き)
第6版(2023年3月13日作成)
はじめに
2020 年 2 月以降、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の感染拡大によって多くの競技活動や大会の自粛を余儀なくされてきました。スポーツ活動を含めた活動制限や行動自粛の解除は、その収束に応じて段階的なプロセスを経て実施する必要があり、新型コロナウイルスの影響により厚生労働省、文部科学省、スポーツ庁を始め日本スポーツ協会や日本オリンピック委員会等、各種統括団体向けのガイドラインが策定公表されています。
当協会では2020年6月8日に、「JBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)バスケットボール活動再開に向けたガイドライン」第1版を発表。2020年9月10日発表の第2版では、バスケットボール活動を実施しながら、陽性者・濃厚接触者・体調不良者が出た場合の対応及び競技会・講習会を実施する際の可否判断の参考となる指針をまとめ、2021年1 月20日発表の第3版は、「JBA バスケットボール事業・活動実施ガイドライン(手引き)」と名称を変更し、「with コロナ」として活動が実施されている現状においてより実態に沿うガイドライン
として事業・活動実施方針を再構成し、またこれまでの経験を元に競技会・講習会の実施条件、実施への準備及び対応を追加してきました。
続く 2021 年9 月9 日発表の第4 版では、感染力が強いウイルスがまん延している現状を踏まえ、感染対策を再度徹底すること、競技会・講習会の主催者は参加者に感染対策を徹底する意識を持つこと、PCR 検査の効果やリスク、ワクチン接種、COVID-19 罹患後のスポーツ復帰についての記載を追加。その後 2022 年5 月12 日発表の第5 版では,濃厚接触者隔離期間の変更に伴う大会参加基準、現状の変異株の状況に応じた復帰フロー等について修正を行っています。そして現在(2023年3月)、政府は3月13日よりマスク着用の考え方として、個人の主体的な選択を尊重し着用は個人の判断に委ねるとし、5 月8 日からは新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることなどを決定しました。今回公表する第 6 版では、行動制限の緩和が進む中での対応についてまとめておりますのでご確認ください。
なお、都道府県バスケットボール協会(以下「PBA」)では必要に応じて本ガイドラインを参照し、地域特性に応じた都道府県のガイドライン作成に取り組んでいただけるようお願いします。参考としたその他資料については巻末をご参照ください。
最後に、本ガイドラインは 2023 年3 月13 日現在で得られている知見等に基づき作成しています。今後、状況に応じて、本ガイドラインについても見直すことがあり得ることにご留意ください。
公益財団法人日本バスケットボール協会