【学会発表】
以下、2学会において学会発表をおこなってきましたので、報告致します。
〖日本臨床スポーツ医学会 学術集会〗
平成28年11月5日(土) ~ 6日(日) 幕張メッセ(千葉)
《発表者》沼澤 俊、有本 久美(両OBA医科学委員)
(11月6日11:30沼澤ポスター発表、11月6日16:30有本口頭発表)
《発表演題と内容》
『高校生バスケットボール選手における足関節捻挫の発生状況とその所見について』
筆頭演者:沼澤俊 共同演者:池田樹広(OBA医科学委員)
ウインターカップ予選ベスト8以上の男女各3チームの足関節捻挫の発生状況、および自覚的な足関節の不安定感の実態を調査した。
=調査で分かった点=
1.初めて捻挫した年代が若ければ若いほど、その後に捻挫を繰り返しやすい。
2.捻挫を繰り返している選手ほど、普段から自覚的な足関節の不安定感(グラッとする違和
感)を感じている。
3.自覚的な足関節の不安定感を有している選手ほど、足に痛みを伴っており肥満傾向にある
こと
足関節捻挫は現場レベルでは非常に軽視されやすく、「捻挫くらいなら大丈夫、プレーできる」と安易に考えてしまう風習が未だ多いのが現状である。しかし、その後の選手たちには足関節捻挫を繰り返すようになったり、痛みを伴っていたり、不安定感を有するがためにパフォーマンスが低下する選手が少なくないことが今回の調査で明らかになった。大切なことはいかに初回の捻挫の際に適切な治療やリハビリテーション、コンディショニングができるかどうかでその後の予後は大きく変わると考えている。長期的な視点で大阪の選手を育て、強化していくとするならば選手の体を守る環境作りをしていく必要があると考えている。
『ウインターカップ2015高校バスケットボール大会における足関節障害調査の報告』
筆頭演者:有本久美 共同演者:福島八枝子1、中山修一2、月村直樹2、山本敬之2、
朔伊作2、岩倉菜穂子2、日暮恭子3、沼澤俊1、中西智也1
(1.大阪府協会 2.日本協会 3.京都府協会 各協会医科学委員)
発表PDF ⇒ウインターカップ2015高校バスケットボール大会における足関節障害調査の報告
〖日本バスケットボール学会〗
平成28年12月17日(土) ~ 18日(日) 日本体育大学 世田谷キャンパス(東京)
《発表者》沼澤 俊(OBA医科学委員)18日13:20~(20分間口頭発表)
『ウインターカップ2015全国高校バスケットボール選手権大会における足部・足関節の
超音波検診の報告』
筆頭演者:沼澤俊 共同演者:福島八枝子1、有本久美1、月村直樹2、日暮恭子3、
中西智也1 、中山修一2
(1.大阪府協会 2.日本協会 3.京都府協会 各協会医科学委員)
発表PDF⇒ウインターカップ2015 全国高校バスケットボール選手権大会における足部・足関節の超音波検診の報告1
ウインターカップ2015 全国高校バスケットボール選手権大会における足部・足関節の超音波検診の報告2
ウインターカップ2015 全国高校バスケットボール選手権大会における足部・足関節の超音波検診の報告3
ウインターカップ2015 全国高校バスケットボール選手権大会における足部・足関節の超音波検診の報告4